コケ類に関する研究者などでつくる日本蘚苔(せんたい)類学会の第52回西川大会で、西川町を訪れている参加者が大会最終日の20日、同町の弓張平公園を訪れ、コケに覆われた緑色の散策路を観察した。
学会の会員ら約40人が参加した。同公園自然体験区では数十種類のコケが見られ、ブナなどの樹幹ではなく、地面に着生している。参加者は散策路を巡り、しゃがんで足元を見つめたり、ルーペを使ったりして自然が織り成した光景を楽しんだ。
植物全般の研究に取り組む北海道北見市の内田暁友(あきとも)さん(47)は「コケがじゅうたんのように広がっていて美しい」と話していた。