ひまわり村にコスプレイヤー 河北潟干拓地 撮影「映え」スポット人気

ヒワマリと一緒に写真撮影を楽しむコスプレイヤー=津幡町湖東の河北潟干拓地

  ●花は今月いっぱい

 津幡町湖東の河北潟干拓地にある「ひまわり村」が映(ば)える撮影スポットとしてコスプレイヤーの注目を集めている。管理する河北潟干拓土地改良区によると、5年ほど前から毎夏3、4件の問い合わせがあり、県内外から訪れてヒマワリを背景に写真や動画を撮る姿が見られる。交流サイト(SNS)で発信する人も多く、関係者は誘客につながると歓迎している。

 今月11日、宝達志水町からひまわり村を訪れた10代と20代の学生は、好きなスマホゲームのキャラクターや、バーチャルユーチューバー(Vチューバー)の格好をまねて思い思いのポーズで写真撮影を楽しんだ。

 2人は「大好きな作品のキャラクターになりきり、本物の花と一緒に映える写真を撮ることができてうれしい」と口をそろえた。

 夏恒例のひまわり村は、約2.3ヘクタールに約35万本の観賞用品種のヒマワリが栽培されている。今年は雨の日が多かったため、成長が遅れ、6月の種まき後に3度まき直した。最後にまいたものは8月いっぱいは見られる見込み。

 河北潟干拓土地改良区の河上孝光事務局長は「一般の来場者に配慮した上で撮影を楽しみ、インスタグラムなどで発信してくれるとにぎわい創出にもつながるのでうれしい」と話した。

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