全国初、AIで校歌制作 三重・桑名の市立小中一貫校

記者会見する三重県桑名市の伊藤徳宇市長=21日午後、市役所

 三重県桑名市は21日、2026年度に開校を予定している小中一貫校の市立多度学園の校歌制作に人工知能(AI)を使うと発表した。市によると、全国初の取り組み。「超校歌~AIがつくるみんなの校歌」プロジェクトを進める理化学研究所と協力する。AIにキーワードを入力すると、作詞や作曲が自動で行われる仕組みという。

 多度学園の校歌制作では、歌詞に取り入れたいキーワードを同市多度地区の子どもや保護者などから公募し、開校準備委員会などが、AIで作られた歌詞やメロディーを基に校歌を仕上げる。本年度末までに作詞と作曲を終える方針で、作詞・作曲者名は「多度のみなさんと超校歌AI」となる予定。

© 一般社団法人共同通信社