日本代表MF遠藤航が電撃移籍を果たしたイングランドの名門リヴァプールFC。
このクラブの象徴は不死鳥ライヴァーバードと、そして伝統の赤いユニフォームだ。
赤のイメージが強いクラブだが、この色以外にも様々な色のユニフォームが存在する。そんな名門の歴史を彩る6色のユニフォームをご紹介しよう。
ホワイト
リヴァプール 2009-10 adidas アウェイ ユニフォーム
選手:フェルナンド・トーレス
リヴァプール 2019-20 adidas アウェイ ユニフォーム
選手:アダム・ララーナ
アウェイやサードに頻繁に登場するホワイト。この色は1892年のクラブ創設当時のユニフォームカラー(正確には青白半々のデザイン)で、リヴァプールにとってはレッドと同じくらいに伝統のある色だ。
ブラック
リヴァプール 2002-03 Reebok アウェイ ユニフォーム
選手:ハリー・キューウェル
リヴァプール 2016-17 New Balance アウェイ ユニフォーム
選手:フィリペ・コウチーニョ
現在ではどのチームも採用するブラックだが、サッカー界でこの色がユニフォームに使われるようになったのは主に1990年代後半から。リヴァプールではReebokがサプライヤーだった2002-03シーズンに、クラブ史上初のブラックユニフォームが登場した。
パープル
リヴァプール 2018-19 New Balance アウェイ ユニフォーム
選手:ロベルト・フィルミーノ
リヴァプール 2023-24 Nike サード ユニフォーム
選手:フィルジル・ファン・ダイク
リヴァプールでパープル系のキットカラーは異色中の異色。この色を部分的に使ったユニフォームは2013-14シーズンのサードがあるが、メインに使ったユニフォームは18-19シーズンが初登場だった。
今季のサードユニフォームには、その18-19シーズン以来5年ぶりに採用されている。
グレー
リヴァプール 1989-91 adidas アウェイ ユニフォーム
選手:ピーター・ベアズリー
リヴァプール 2008-09 adidas アウェイ ユニフォーム
選手:ハビエル・マスチェラーノ
1987-88シーズンに初登場したグレーのユニフォーム。この色はその後も何度か登場したが、2010年代以降はほとんど使われていない。
89-91モデルはダイヤモンド柄を施したデザインで、この時代のリヴァプールを代表するユニフォームの一つ。このデザインは18-19シーズンのサードにオマージュとして登場した。
イエロー
リヴァプール 1997-99 Reebok アウェイ ユニフォーム
選手:マイケル・オーウェン
リヴァプール 2021-22 Nike サード ユニフォーム
選手:モハメド・サラー
イエローは主に80年代のリヴァプールを象徴する色で、この時代のアウェイやサードに使われていた。90年代以降も突如思い出したかのように時々登場したが、現時点では21-22サードが最後。
00-01シーズンのFAカップ決勝戦ではこの色のユニフォームを着てアーセナルに勝利し、6度目の優勝を成し遂げている。
グリーン
リヴァプール 1992-93 adidas アウェイ ユニフォーム
選手:イアン・ラッシュ
リヴァプール 2008-09 adidas アウェイ ユニフォーム
選手:スティーヴン・ジェラード
グリーンはある意味でリヴァプール史上、最も物議を醸した色かもしれない。この色が初めてユニフォームに登場したのは胸に「Candy」のロゴを付けた1991-92シーズンのアウェイだった。
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そして92-93シーズンからは、サッカーユニフォーム界を代表する黄金コンビとなる「Carlsberg」の胸ロゴを付けるが、このビール会社のブランドカラーがグリーンだったことから「何らかの利害関係で、タイミングをずらしてユニフォームに先行導入したのでは?」と噂されている。
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