猫が「しつこいニャ！」と感じているサイン
1.しっぽをパタパタと激しく動かす
猫がしっぽを左右にパタパタと激しく動かしている時や、床に叩きつけるようにしている時はイライラしているサインです。
猫がスキンシップに飽きているのにしつこくなで続けた時や、放っておいてほしいと思っているのに強引に抱っこした時などに、しっぽの動きが激しくなることが多いでしょう。
猫のしっぽには感情が表れやすいので、愛猫の気持ちを知りたい時には、ぜひしっぽに注目してみてくださいね。
2.耳を寝かせたり反らせたりする
猫が耳を寝かせたり反らせたりしていることは通称「イカ耳」と呼ばれており、「イカ耳」は猫がイライラしている時や警戒している時に見られるサインのひとつです。
しつこく構われてイライラしている猫が「イカ耳」になった場合は、攻撃的な気持ちになっているということなので要注意！それ以上しつこくすると、イライラがピークに達した猫に攻撃されてしまうかもしれません。
3.ヒゲが前を向いている
猫がご機嫌な時には、ヒゲの角度が10時10分になるといわれています。しかし猫が「しつこいニャ！」と不機嫌になっている時は、攻撃的な気持ちが高まってヒゲが前を向きます。
愛猫のヒゲの角度や向きがいつもと違う時には、ご機嫌をうかがったほうがよさそうですね。
4.鳴いたり威嚇したりする
猫はしつこくされて不快な時に、「しつこいニャ！もうやめて！！」と鳴き声で伝えてくることもあります。
普段は大人しくてあまり鳴かない愛猫が、文句を言うように鳴いている場合や、いつもよりも低い鳴き声や大きな鳴き声を出している場合は、イライラしていることに気づいてあげてくださいね。
また「シャーッ」と鳴いたり「ウーッ」と唸ったりして威嚇するのも、猫のイライラのサインです。威嚇するということはかなり怒っているので、それ以上怒らせないように注意しましょう。
5.逃げたり隠れたりする
スキンシップ中に猫が逃げて行ってしまった場合や、そのままどこかに隠れてしまった場合も、「しつこいニャ！」と嫌がられているサインです。これ以上構わずにそっとしておいてほしいということなので、逃げて行った猫を追いかけるのは絶対にやめましょう。
猫の「しつこいニャ！」サインに気づいた時の適切な対応
愛猫がしつこくされてイライラしていることに気づいた時は、それ以上しつこく構うことはせず、すぐに愛猫を解放してあげましょう。
しつこくされてイライラしている猫になおも構い続けると、愛猫のストレスになるだけでなく、怒った愛猫に噛みつかれたり引っかかれたりして、飼い主さんが怪我をしてしまう危険性があります。
愛猫との関係性を悪くしないためにも、猫の気持ちを優先して、嫌がっている時にはそっとしておくことが大切です。
子どもや猫を飼ったことがない人は、猫の気持ちがわからずにしつこく触り続けてしまったり、逃げている猫を追いかけてしまったりすることが少なくありません。飼い主さんが間に入って、愛猫のフォローをしてあげてくださいね。
また爪切りや歯磨きなどのお手入れの途中で、猫が「もうやめて！」というサインを送ってきた場合も、無理に最後まで続けようとせずに一旦お手入れを中断したほうがよいでしょう。
しつこく続けてしまうと、愛猫のお手入れに対する苦手意識がさらに強くなってしまうので注意が必要です。
まとめ
猫は自分の気持ちやペースを大切にして生きているので、放っておいてほしい時に構われたり、飽きてからもスキンシップを続けられたりするとストレスを感じます。
愛猫に不快な思いをさせたいために、「しつこいニャ！」と感じている時のサインを見逃さないようにしましょう。
猫は自分から「なでて♡」と甘えてきたのに、すぐに飽きて「もうやめて！」と怒り出したりする気まぐれなところがあります。愛猫と接する時は、飼い主さんがご機嫌をうかがってあげるのが猫と仲良く過ごすコツですよ♪
