<レスリング>【特集】2023年全国高校グレコローマン選手権/優勝選手の声(重量4階級)

 

(2023年8月20日、滋賀県大津市・ウカルちゃんアリーナ / 撮影・取材=矢吹建夫)


《各階級/優勝選手写真・声》

【71kg級】荻野大河(埼玉・埼玉栄)

「2連覇できて、素直にうれしいです。最後まで相手にコーションを取られず攻め続けられたのが、よかったです。投げ技を決勝ではあまり仕掛けられなかったのが反省点です。次のグレコローマンでの試合では、投げで相手を倒せるようにしたいです。将来はフリースタイルに絞って、世界で闘っていけるようにしたいです」


【80kg級】吉田泰造(香川・高松北)

「U17世界選手権で優勝していて、今回は優勝するのが大前提だった。ホッとしています。よかったのは、リフトして4点を取ったあと、そこで止まらずにもう一度ローリングに行って2点を取れたことです。緊張で空回りしてポイントを取られた試合があったので、こうしたことをなくしたい。将来の目標はオリンピックで優勝することです。(スタイルはまだ決めていない)」


【92kg級】金澤空大(千葉・日体大柏)

「小学生以来の全国優勝で、すごくうれしい気持ちでいっぱいです。(決勝は)自分が負けている場面でも、自分の体力をいかして、後半に前に出続けて1点をもぎ取れて逆転につながって、よかったと思います。相手の組み手がうまくて、前に出ているつもりでも出られなかったのが反省点です。自分はフリースタイルが専門なので、甫木選手(決勝の相手=インターハイ2連覇)を倒せるぐらいになって、全日本で優勝できるように頑張りたいです」


【125kg級】織山昭成(秋田・秋田商)

「初めての全国タイトルで、実感できない部分もあります。9月の国体に向けて、さらに気を引き締めて頑張りたいと思います。よかったのは、相手のグラウンドで返されなかったことです。悪かったのは第2ピリオド、自分の得意技であるグラウンドで点を重ねることができなかったことです。父(織山昭仁)が高校3冠王で、自分は3冠王は逃してしまったんですけど、一歩近づけたと思います。進学して、父に近づけるように頑張っていきたいです」

 

 

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