「私の中では疑う余地はない」不可解判定での退場処分となった冨安健洋、アルテタ監督は数的不利での勝利を喜ぶ「大きなハードルを乗り越えた」

[写真:Getty Images]

アーセナルのミケル・アルテタ監督が、日本代表DF冨安健洋の退場について言及した。クラブ公式サイトが伝えた。

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21日、アーセナルはプレミアリーグ第2節でクリスタル・パレスとアウェイで対戦した。

開幕戦ではホームでノッティンガム・フォレスト相手に勝利したアーセナル。連勝スタートと行きたい中、冨安は左サイドバックで先発出場を果たした。

前半はクリスタル・パレスの守備の前に苦しむ時間もあった中、攻撃のクオリティの差がありアーセナルが押し気味の展開に。ゴールレスで迎えた後半早々には、セットプレーからPKを獲得。マルティン・ウーデゴールがしっかりと決めて先制する。

先制したことで落ち着きを取り戻したアーセナルだったが、67分に冨安が退場。中盤で相手と軽く接触したところ、冨安にはまさかのイエローカード。主審はユニフォームを引っ張ったというアクションを示したが、実際に冨安は体に触れていただけ。不可解な退場となった。

数的不利となったアーセナルだったが、その後のクリスタル・パレスの攻撃を凌いで0-1で勝利。後味の悪い試合となったが、開幕2連勝を果たした。

試合後、記者会見に臨んだアルテタ監督は、冨安の退場について問われ「私の中では疑う余地のないことだ。だからコメントはしない」と言及。語らないことで不満を示す形となった。

クラブとして異議申し立てをする可能性は十分にありそうだが、試合中にはVARも発動せず。昨シーズンから誤審が増え、開幕戦でも誤審を認めることとなるなど、何かと話題に上がる問題にも言及。数的不利の中でも勝利できたことを喜んだ。

「わからない。決定は下されたので、今更変わることもない。我々は適応したが、残念なことに試合は明らかに遥かに厳しいものとなり、ホーム相手に30分間このリーグでプレーしなければならない場合、通常は勝ち点を落とす」

「我々がこのように生き残れることは通常起こることではないが、その大きなハードルを乗り越えることができて、とても幸せだ」

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