鉄道の魅力を満喫! 佐世保車両センターで夏まつり オークションやミニ「かもめ」乗車

西九州新幹線「かもめ」のミニトレインに乗って楽しむ児童ら=佐世保市、佐世保車両センター

 長崎県佐世保市早岐1丁目のJR九州佐世保車両センターで19日、第1回早岐車両基地夏まつりがあり、センターを約3年ぶりに一般開放した。鉄道物品のオークションや車両見学があり、家族連れや鉄道ファンが詰めかけた。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で開放が途絶えていた。地域と交流し鉄道に興味を持ってもらおうと、JR九州長崎支社が同まつりを初めて催した。
 オークションでは、乗車位置案内のつり下げ看板や乗務員用手さげカバンなど12点を出品し、全て落札された。車両見学では、同市出身で「EXILE(エグザイル)」ボーカルのTAKAHIROさんがデザインした在来列車など3種類が並び、来場者は写真撮影などを楽しんだ。西九州新幹線「かもめ」のミニトレインが敷地内を走り、子どもたちが乗車を喜んだ。
 家族4人で訪れた同市の桑原利浩さん(56)は、オークションで特急かもめのつり下げ看板を落札。「落とせて良かった。時々出して、家で飾れたら」と目を細めた。ミニトレインに乗った大村市立竹松小4年の岩藤劫思(こうし)君(9)は「思った以上に速くて楽しかった。また乗りたい」と笑顔で話した。

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