酒田市刈屋周辺で生産される特産「刈屋梨」の収穫が本格化している。生産農家は早朝から、甘くみずみずしい主力品種「幸水」の出荷作業に汗を流している。
生産者39人がJA庄内みどり刈屋梨出荷組合(作付面積32ヘクタール)を組織して出荷している。約120アールの畑で梨を育てている組合長の佐藤尚人さん(58)は「梅雨明け後に雨が少なく玉は小ぶりだが、糖度ののりは良い。冷蔵庫で少し冷やして食べるとおいしい」と話していた。
幸水の出荷は9月中旬ごろまでの見通し。その後、豊水が10月上旬ごろまで出荷される。出荷市場は県内が8割で、2割は京浜地区などという。