「勝ちたかったし、悔しさが一番」なでしこ8強入りで林穂之香選手、京都府スポーツ賞

京都府スポーツ賞優秀賞を受賞した「なでしこジャパン」の林(府庁)

 サッカーの女子ワールドカップ(W杯)で8強入りした日本代表「なでしこジャパン」のMFで、京都府宇治市出身の林穂之香(25)が21日、京都府スポーツ賞優秀賞の表彰を受けた。「素晴らしい大会で、チームメートと一緒に戦えたのは良い経験だった」と振り返った。

 初のW杯となった林は、日本が戦った全5試合中3試合に出場した。1次リーグでは、今大会の覇者となるスペインを相手にフル出場して4―0の勝利に貢献。準々決勝のスウェーデン戦では終盤に投入され、一矢報いるゴールでチームをもり立てた。

 府庁を訪れ、西脇隆俊知事から表彰状などを受け取った林は、「今まで積み上げてきたものが初戦からはまった」と大会を総括した。「スウェーデン戦は勝ちたかったし、悔しさが一番」とも話し、10月から始まるパリ五輪アジア2次予選での奮闘を誓った。

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