後半戦ティオフ 前年王者・河本力が賞金トップの中島啓太を迎え撃つ

前年大会は“夏男”を自称する河本力がツアー初優勝を飾った(撮影/中野義昌)

◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタ 事前情報◇芥屋GC(福岡)◇7126yd(パー72)

2023年の国内男子ツアーは第14戦で後半戦がスタートする。国内のプロ競技では数少ない高麗グリーンが待ち受ける芥屋GCでの4日間大会は24日(木)に開幕。1973年の初開催から50回目の記念大会として行われる。

河本力はルーキーとして臨んだ昨年大会でレギュラーツアー初優勝を飾った。首位に1打差の2位で迎えた最終日に「70」。通算16アンダーでイ・サンヒ(韓国)を逆転した。

ディフェンディングチャンピオンの河本にとって日体大時代の1学年後輩、中島啓太がシーズンを牽引している。3週前の直近大会「横浜ミナト チャンピオンシップ」で2勝目を飾り、賞金ランキングのトップを奪還。ランク2位で平均ストローク(68.957)、パーキープ率(91.84%)部門でトップの金谷拓実もフィールド入りした。

賞金レースで3位の蝉川泰果はバーディ率(4.904/1ラウンドあたり)で1位と攻撃的なゴルフにますます磨きがかかる。「横浜ミナト」で3位に入り、前年は3位だった福岡県出身の清水大成は地元で初優勝となれば最高だ。過去3勝(2009、15、17年)の池田勇太、16年大会を制した石川遼は歴代王者としてプレーする。

初日のペアリングも発表され、河本は中島、石川と同組。蝉川は金谷、16歳のアマ丸尾怜央(日章学園高)と同組となった。

大会は期間中、場内で数々のイベントを実施することでも知られるようになった。ことしも恒例の各選手の選曲によるスタートティ登場や、DJホール(12番パー3)の設置、アプローチコンテストに、福岡の女性アイドルグループHKT48メンバーによるスペシャルライブ(26日)等を行う。

<主な出場予定選手>
河本力、石川遼、今平周吾、岩田寛、金谷拓実、小平智、蝉川泰果、中島啓太、平田憲聖、宮里優作、石川航、手嶋多一

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