銀行キャラ商品、規制緩和で販売　西日本シティが全国初

　西日本シティ銀行（福岡市）が販売する自行のイメージキャラクター「ワンク」のグッズが人気だ。他業禁止の原則により銀行が長く制限されてきた業務が規制緩和で拡大。収益の一部を子ども食堂や福祉団体に寄付する形で商品化にこぎ着けた。銀行による独自キャラ商品の営利販売は全国初という。

　ワンクは元々、キャッシュカードに描かれていた犬のマスコットで、黒や白のシンプルなデザインが特徴だ。ノベルティーとして配布しており、商品化の要望が多かった。

　2021年の銀行法改正で、地域の活性化に資する業務が可能になった。西日本シティは法改正の前後2年以上、金融当局と折衝を重ねて実現した。