落ちなかったリンゴ! 台風、暑さにめげずたわわ 宍粟のりんご園、27日オープン

27日のオープンを前に色づき始めたリンゴ=宍粟市波賀町原

 23日は厳しい暑さが和らぐとされる二十四節気の「処暑」。兵庫県宍粟市波賀町原の「原観光りんご園」では27日のオープンを前に、丸々と育ったリンゴが山の斜面で赤く色づき始めた。

 同園は約40年前に開園し、原不動滝観光組合が運営。昼夜の寒暖差が栽培に適し、約1200本の木を植えている。まずは「つがる」が旬を迎え、「王林」や「ふじ」などが続く。

 兵庫県を15日に縦断した台風7号の影響は少なく、ほとんど落果しなかったという。同園の担当者は「今年は好天に恵まれ、大ぶりのリンゴが多い」と話す。

 入園料は中学生以上600円、4歳から小学生は350円。収穫体験は11月初旬までで、今年はもぎ取ったリンゴを有料で持ち帰ることができる。同園TEL0790.75.3600(辰巳直之)

© 株式会社神戸新聞社