Volvo CE、初の電動アスファルト・コンパクターをアメリカで生産開始

電動アスファルト・コンパクター「DD25」は、ボルボの持続可能性の旅における次のステップを示すものだという。

VCEは、最新製品である電動コンパクター「DD25」を皮切りに、電動機械の生産を米国で開始した。最初のモデルは今年後半に納入される予定だ。同社は、2030年までに製品ラインの35%を完全に電動化することを目指している。

電動コンパクター「DD25」は、VCEの実績ある電動機器プラットフォームをベースに、スクラム手法を用いたシッペンスバーグのコンパクション・エンジニアリング・チーム内のクラウドソーシング・プロジェクトから生まれた。最初のモデルは、北米最大の建設見本市であるCONEXPOで3月にデビューした。

電動式DD25は、Volvoのディーゼルアスファルトおよびソイルコンパクターと同じ組立ラインで製造される。これにより、工場面積を拡大したり、工場の改修に多額の費用をかけたりすることなく、生産能力を拡大することができる。ボルボは従業員のトレーニングに多額の投資を行っており、電気機器の生産コンセプトとプロセスについて合計800時間以上の指導を行っている。

Volvoはまた、この機会に、南カリフォルニアでの電動式DD25のパイロット・テスト・プロジェクトのために、米国環境保護庁(EPA)から110万ドルの助成金を受け取る見込みであることを発表した。

製品特徴

ゼロエミッション運転

排気管からの排出ガスがゼロであるということは、オペレーター、現場チーム、通行人にとって、よりクリーンで楽しい作業環境を意味する。

実証済みのテクノロジー

電動式DD25の電気ドライブラインは、確立されたアーキテクチャとコンポーネントに基づいている。

ハイパフォーマンス

信頼性が高く認知されているVolvoアスファルト・コンパクター・プラットフォームとバッテリー電源を組み合わせた電動式DD25は、従来のVolvo DD25Bより30%多い24kWの利用可能な電力を提供する。

確実な充電

電動式DD25は、仕事の種類や作業サイクルの強度に応じて、1回の充電でフルシフト動作するように設計されており、わずか1時間で電源を入れることができる。

メンテナンスの軽減

エンジンの整備が不要で、バッテリーとモーターもメンテナンス不要なので、メンテナンスの必要性が減り、時間とコストを節約できる。

技術仕様

▶︎Volvo Construction Equipment

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