組長の車に発砲/初公判で被告が認める【岡山市】

敵対する暴力団組長が住むマンションの駐車場で組長の車に拳銃を発砲するなどし、銃刀法違反と器物損壊の罪に問われている岡山市、無職福岡一彦被告(57)の初公判が8月22日、岡山地裁で開かれ、被告は起訴内容を認めました。
起訴状によると、福岡被告は昨年10月、指定暴力団池田組組長が住む岡山市北区のマンション駐車場で、止まっていた組長の車に拳銃5発を発射し組長の車を破損させました。
この日の初公判で被告は「間違っていません」と起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で被告は犯行当時、池田組と対立関係にあった山口組系の組幹部で、同じ組の幹部が組長襲撃に失敗し、負傷させられたことから報復に当たったと指摘しました。
一方、弁護側は、市民を巻き込まないよう配慮して発射したなどと主張しました。
岡山県公安委員会は二つの組織を昨年12月以降、暴力団対策法に基づき活動を厳しく制限する「特定抗争指定暴力団」に指定しています。

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