台風7号のごみ120トン、置き場あふれる 香美町、1カ所目満杯で2カ所目開設 泥水に漬かった家具や家電

浸水した住宅などから持ち込まれた災害ごみ=香美町香住区油良

 15日の台風7号で30世帯が浸水した兵庫県香美町香住区油良・間室地区の災害ごみを受け入れる仮置き場が同区油良に設けられ、泥や水に漬かった家財道具などが連日持ち込まれている。

 同町は16日、油良地区の山陰近畿自動車道高架下に1カ所目の仮置き場を設けたが、17日午前でいっぱいになり、閉鎖。約600メートル北にある矢田川クリーンセンター跡地の約890平方メートルに2カ所目を開設した。

 2カ所に持ち込まれたごみの総量は町の推計で約120トン。畳、布団、たんす、ソファ、自転車、ふすま、木材、タイヤのほか、冷蔵庫、扇風機、エアコンなどの家電類も多く、折りたたみベッドや高齢者用の電動カート、フィットネスバイクなども積まれている。

 町は、災害関連以外のごみを受け入れていない。今後、災害支援協定を結ぶ建築業者に運搬を依頼し、家庭ごみはクリーンパーク北但(豊岡市竹野町坊岡)へ。家電類は家電リサイクル法に基づき、町などが処分費用を負担する。(長谷部崇)

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