アムラバトのユナイテッド移籍進まずも、フィオレンティーナCEOは売却に自信「退団の準備はできている」

[写真:Getty Images]

フィオレンティーナのクラブ幹部がモロッコ代表MFソフィアン・アムラバト(27)の売却を示唆した。イギリス『90min』が報じている。

昨シーズンは、フィオレンティーナの主軸の1人として公式戦49試合に出場し、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)とコッパ・イタリアの準優勝に貢献したアムラバト。イングランド代表MFメイソン・マウントを獲得しながらも、さらなる中盤のアップデートを企んでいるマンチェスター・ユナイテッドが獲得に動いている。

ユナイテッドはすでにアムラバトと個人的な条件面で合意に達し、フィオレンティーナとは2900万ポンド(約53億9000万円)程度の移籍金で暫定合意に達しているとのこと。しかし、この移籍成立はユナイテッドの選手放出が前提となっているようで、元オランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベーク(26)かスコットランド代表MFスコット・マクトミネイ(26)の移籍が待たれているという。

マクトミネイに対しては3000万ポンド(約55億8000万円)のオファーが届いたものの、ユナイテッドがこれを拒否したとのこと。噂に挙がっていたファン・デ・ベークのレアル・ソシエダ移籍も停滞してしまい、アムラバトはこの状況に不満を募らせているという。

それでもフィオレンティーナはアムラバトの売却に自信を持っている模様。90分を通してアムラバトに出番が訪れなかった19日のセリエA開幕節ジェノア戦の後、最高経営責任者(CEO)を務めるジョー・バローネ氏が今夏中の放出をほのめかしている。

「我々はいつだって他の加入や退団の準備ができている。もし幸せでない選手がいるのであれば、今から移籍市場が終わるまでの間にその選手を満足させることができる」

現時点ではユナイテッド行きが最有力であるものの、リバプールやユベントスといったクラブからの関心も囁かれているアムラバト。一体今シーズンはどのクラブでプレーすることになるのだろうか。

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