イギリスのウェブメディア『フットボール・ロンドン』が、2023－24シーズンのUEFAチャンピオンズリーグのグループステージにおける、アーセナルにとっての “最高”と“最悪”の組み合わせについて考察した。
アーセナルは今シーズン、ロンドンからチャンピオンズリーグに参加する唯一のクラブであり、昨シーズンのプレミアリーグで2位フィニッシュしたことによって「ポット2」に入っている。
「ポット1」に入っている8チームの中で同じグループに入る可能性があるのは、セビージャ、バルセロナ、ナポリ、バイエルン、パリ・サンジェルマン、ベンフィカ、フェイエノールトの7チーム。同じサッカー協会に所属するチームを同じグループに入れることはできないので、マンチェスター・シティは除外される。
一方、「ポット3」には現状でシャフタール、ザルツブルク、ミラン、ラツィオ、レッドスターの5チームが入っており、プレーオフの結果次第でレアル・ソシエダとセルティックが加わる可能性がある。また、レンジャーズ、PSV、ブラガ、パナシナイコスの中から1チームが「ポット3」に入る。
「ポット4」入りが確定しているのはニューカッスル、ウニオン・ベルリン、ランスの3チームで、ニューカッスルは同組に入ることはできない。また、マッカビ・ハイファ、ヤングボーイズ、アントワープ、AEKアテネ、ラクフ・チェンストホバ、コペンハーゲン、モルデ、ガラタサライの中から2チームが「ポット3」、2チームが「ポット4」に入る。
これらを踏まえたうえで『フットボール・ロンドン』が選定した“最高”の組み合わせは以下のとおり。
フェイエノールト／アーセナル／レンジャーズ／アントワープ
同メディアは「グループステージに簡単な試合は存在しないという議論があり、それは真実かもしれない」と断りを入れつつ、「『ポット1』ではフェイエノールトとベンフィカが理想的な相手。『ポット3』はレンジャーズが最適。このチームはCLでは好成績を残していない。『ポット4』ではアントワープ vs AEKアテネの勝者が望ましい」としている。
一方、“最悪”の組み合わせは以下のとおり。
バイエルン／アーセナル／ミラン／ガラタサライ
バイエルンには2016－17シーズンのラウンド16で対戦し、2戦合計2－10という大差で敗れているため、最も回避すべき相手と言えよう。また、新エースのハリー・ケインはアーセナル戦で公式戦通算19試合14ゴールを記録している選手でもあり、対戦は避けたい。
「ポット3」では昨シーズンのCLで4強進出を果たしたミランが難しい相手であり、「ポット4」では「ガラタサライがモルデに勝ったとしたら、ウィルフリード・ザハやマウロ・イカルディ、ハキム・ツィエク、ドリース・メルテンス、ルーカス・トレイラらと対峙しなければならないため、避けるべき相手」としている。
組み合わせ抽選会は8月31日にモナコで行われる。果たしてアーセナルはどのようなグループに入ることになるだろうか。
