【カンボジア】フン・マネット政権始動、新閣僚も発表[政治]

カンボジアの下院議会選挙(総選挙)後に初めて招集された国会で22日、フン・マネット新首相率いる新内閣が正式に承認された。10人の副首相と40人の大臣と上級閣僚で構成され、大半が与党人民党の青年部出身となっている。クメール・タイムズ(電子版)が22日に伝えた。

副首相は、前政権からの留任となるオウン・ポンモニラット財務経済相や、新たに外相を務めるソク・チェンダ・ソピア氏、公共事業・運輸相から教育・青年・スポーツ相に横滑りしたスン・チャントル氏らとなっている。

新たな主要閣僚には、◇ケオ・ラタナック鉱業・エネルギー相(前任はスイ・セム氏)◇チャム・ニンモル商業相(同パン・ソラサク氏)◇ヘム・バンディー工業・科学・技術・革新相(同チャム・プラシット氏)◇ソク・ソケン観光相(同タオン・コン氏)——らが名を連ねる。ディット・ティナ農林水産相やチェア・ワンデット郵政通信相らは留任となる。

総選挙後初の国会が開幕した21日には、シハモニ国王が演説し、フン・マネット首相率いる新政権が経済成長や国民の生活水準向上の実現などを通じて、カンボジアに繁栄をもたらすことに強い期待と信頼感を表明。国民に対しては、政権の目標達成に向けて強い連帯性を維持するよう呼びかけた。

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