特殊詐欺被害を未然に防いだとして、京都府警八幡署はセブン―イレブン八幡源氏垣外店(京都府八幡市八幡)と、店員の檜垣和代さん(43)にそれぞれ感謝状を贈った。
7月12日正午ごろ、60代の女性が買い物を済ませた後、店内の一角で1時間以上、体調が悪い様子でたたずんでいた。心配した檜垣さんが女性に声をかけると「迎えが来る」と答えた。
しばらくしても状況が変わらないため再び尋ねると、女性は携帯電話を握って「連絡が来たら38万円振り込まなきゃいけないから、ここで待っていろと言われた」と打ち明けたという。檜垣さんは詐欺被害を疑い、オーナーの武藤咲桜さん(25)と相談して八幡署に通報した。
檜垣さんと武藤さんは「これからも困っている人がいたら、声をかけていきたい」と話している。