エンゼルス・トラウトが戦列復帰 「2番・中堅」でスタメン出場

奇跡のプレーオフ進出に向けて、大型連勝などの快進撃が必要な状況に追い込まれているエンゼルスに頼もしい戦力が戻ってきた。日本時間8月23日、レッズ3連戦がスタートするエンゼルスは、左有鉤骨を骨折して戦列を離れていたマイク・トラウトが約1ヶ月半ぶりに戦列復帰。「2番・中堅」でスタメンに名を連ねている。トラウトの離脱後、38試合で16勝22敗と黒星が先行してしまったエンゼルス。プレーオフ進出はかなり厳しい状況だが、トラウトの復帰を契機に巻き返すことができるだろうか。

現在32歳のトラウトは、MVP3度の実績を誇るスーパースター。大谷翔平が本格的に二刀流選手としてブレイクする以前は「球界最高の選手」と呼ばれていた。今季は81試合に出場して打率.263、18本塁打、44打点、2盗塁、出塁率.369、OPS.862を記録。速球に力負けする場面が目立ち、年齢による衰えも懸念されているが、それでも総合指標WARでは大谷に次ぐチーム2位の数字を残している。エンゼルスが奇跡のプレーオフ進出を果たすために必要不可欠な戦力であることは間違いない。

トラウトは日本時間7月4日のパドレス戦でスイングした際に左有鉤骨を骨折。2日後に手術を受け、約1ヶ月半にわたって戦列を離れた。キャリア11度目のオールスター・ゲームに選出されたものの、出場することはできず、チームもトラウトの離脱期間中に大きく失速。現在は3つの借金を抱え、プレーオフ圏内から9ゲームも離される状況となっている。なお、エンゼルスは復帰したトラウトのロースター枠を用意するために、若手外野手のジョーディン・アダムスをマイナーAAA級ソルトレイクへ降格させた。

日本時間8月23日のエンゼルスのスタメンは以下の通り。

(一)ノーラン・シャニュエル
(中)マイク・トラウト
(指)大谷翔平
(二)ブランドン・ドルーリー
(三)マイク・ムスタカス
(捕)ローガン・オホッピー
(左)ランドール・グリチック
(右)ハンター・レンフロー
(遊)アンドリュー・ベラスケス
先発投手:ルーカス・ジオリト

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