西九州新幹線で1編成追加 かもめ新車両、大村へ 10月中にも営業運転へ導入

車にひかれ大村車両基地に運ばれる西九州新幹線「かもめ」。後方はJR千綿駅=23日未明、東彼杵町

 JR九州は10月末までに、西九州新幹線(武雄温泉-長崎)の車両N700S「かもめ」を新たに1編成追加する。新車両は長崎県大村市の大村車両基地に向けて輸送中で、22日には東彼川棚町の川棚港で陸揚げされた。
 新幹線かもめは1編成6両で、昨年9月23日の開業以降計4編成で運行。同社によると、今年の後半以降、車両の定期検査が順次必要となるため、1編成を追加し、現行ダイヤを維持する。5編成目も他の4編成と同じく赤と白のツートーンカラーのデザインを踏襲し、機能や内装なども変わらないという。
 19日に山口県の日立製作所笠戸事業所を出港し、海上輸送で川棚港に到着。24日までに陸路で大村車両基地に運ばれる予定。10月上旬から試験走行が始まり、異常がなければ同月中にも営業運転に導入される。

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