オリィ研究所、分身ロボットOriHimeの初の販売モデル「OriHime ver.2023」を発表

OriHimeシリーズとしては初となる販売モデルとし8月23日より50台限定で予約を開始する。販売開始は2023年10月を予定しており、価格は、437,800円(税込)と月額利用料(7,000円〜)となる。

これまで分身ロボット「OriHime」、ALS患者の為の意思伝達装置「OriHime eye+switch」、分身ロボットで働ける常設実験店「分身ロボットカフェ DAWN ver.β」、障害ある人の為の職業紹介サービス「FLEMEE」など、”社会参加”をテーマとしたプロダクト・サービスを展開してきた。

https://www.drone.jp/news/2023021418205262574.html

分身ロボット「OriHime」は、スマホやPCのブラウザから操作可能な小型の遠隔操作ロボット。障害や病気、あるいは介護などで家や入院からの外出が困難でも、学校や社会に参加する事を可能にし、企業のリモート受付や飲食店やアミューズメント施設でのリモート説明員、販売員などで、リモートワークとして利用されている。

2017年のリリース以降、多く寄せられた事例やフィードバックを反映し、このたび多くのスペックを改良、向上した最新型の「OriHime ver.2023」のリリースを発表した。

主なスペックの変更点(機能向上)

  • 1. カメラのスペックが8倍
    最大4Kの映像をリアルタイムで見る事が可能(画質のモードはユーザーが調整可)。これまで読みにくかったホワイトボードや看板、資料などの文字をより鮮明に見る事ができる。
  • 2. 音質の大幅な向上
    デジタルマイクアレイを搭載。音をより自然に拾う事ができるようになり、スピーカーの音質も向上し2.5倍の音量を出力できるように。周囲の環境音が大きい空間においても、より自然な会話を実現することが可能になる。
  • 3. 通信速度が最大限10倍
    WiFiアンテナ出力が2倍、ネットが不安定な場所でも接続を維持可能。またWiFi強度を表示するLEDインジケータを搭載し、通信環境を目視で確認できる。
  • 4. 映像、音声の遅延が更に低下
    ユーザーがPCやスマホで動作を入力してから動きに反映されるまでの時間が短縮、ならびに映像のフレームレートも向上し、なめらかなリアルタイム映像を見る事が可能に。

スペック

▶︎オリィ研究所

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