ストライカー獲得苦戦のローマがルカクに関心? 移籍市場最終日のレンタルを画策か

[写真:Getty Images]

ローマがチェルシーのベルギー代表FWロメル・ルカク(30)の獲得を検討しているようだ。

イングランド代表FWタミー・エイブラハム(25)の長期離脱を受け、新たなストライカーを探しているローマ。しかし、交渉を続けていたイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカ(24)はアタランタ行きを選択し、そのアタランタから元コロンビア代表FWドゥバン・サパタ(32)を狙うも、クラブ間交渉が難航している。

移籍市場終盤になってもストライカー確保に苦戦するローマだが、イタリア『スカイ・スポーツ』によると、ルカクの獲得を画策している模様。強靭なフィジカルを備えたベルギー代表FWはマンチェスター・ユナイテッド時代の恩師であるジョゼ・モウリーニョ監督のスタイルにも合致するとの考えだという。

ただし、チェルシーは今夏の移籍市場でルカクのレンタルには応じず、完全移籍のみを希望。財政難のローマはレンタル移籍の選択肢しかなく、現時点で合意は難しいと予想されている。

それでも、ローマは諦めず、移籍市場最終日まで状況を注視する構えのようだ。クラブは最後までルカクに買い手が現れなかった場合、チェルシーが条件を譲歩してレンタル移籍を許可すると見込んでいるとのことだ。

ルカクは今夏にレンタル先のインテルからチェルシーへ復帰。本人がインテル移籍を熱望したこともあり、両クラブは移籍金3500万ユーロ(約54億4000万円)+アドオン500万ユーロ(約7億8000万円)の完全移籍で合意寸前に迫っていたが、土壇場でルカクが変心したことで破談となった。現在はユベントスが関心を示すも交渉に進展なく、去就が注目されている。

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