「耳が聞こえません」バンダナで伝える 京都・長岡京で製作 災害時に活用へ

耳が聞こえないことや手話を求めるメッセージを記したバンダナ(長岡京市神足2丁目・バンビオ1番館)

 災害時に聴覚障害があることを伝えるデザインのバンダナを、京都府長岡京市の当事者団体や支援団体、市社協が製作した。「耳が聞こえません」といったメッセージを示すことができ、「避難所などで情報難民を防ぐ一助に」と期待している。

 同様のバンダナが他の地域で作られており、長岡京市でも赤い羽根共同募金を活用して製作することにした。

 市中途失聴・難聴者協会、市ろうあ協会、乙訓手話サークル「でんでん虫」、京都通訳者問題研究会「乙訓班」、乙訓要約筆記サークル「ラビット」、市社協がバンダナ製作委員会を4月に立ち上げた。デザインなどを考え、8月に完成した。

 95センチ四方で「手話・筆談でお手伝いお願いします」「要約筆記・筆談でお手伝いします」といったメッセージを四隅に配した。200枚作成し、各団体のメンバーや市内の避難所に配布する。

© 株式会社京都新聞社