創作の楽しさ伝え 北國少年少女美術展開幕 金沢エムザに1135点

児童生徒の意欲みなぎる作品に見入る来場者=23日午前10時半、金沢市の金沢エムザ8階催事場

  ●28日まで

 第43回北國少年少女美術展(一般財団法人石川県美術文化協会、北國新聞社、県、県教委、一般財団法人県芸術文化協会主催)は23日、金沢市の金沢エムザ8階催事場で開幕し、児童生徒の意欲みなぎる1135点が創作の楽しさを伝えた。

 県内在住の小中学生を対象とした地元最大規模の総合美術展で、絵画、彫刻・工芸・工作、書の3部門の入賞、入選作品が展示された。家族や友人との思い出を題材にした色鮮やかな絵画や、素材を工夫して作った立体造形、伸びやかな筆致の書など若い感性が光る力作の数々が会場を彩った。

 開場式では各部門の最高賞に輝いた鳥山優和(ゆうと)君(絵画、金沢市長坂台小4年)、太田釉子(ゆこ)さん(彫刻・工芸・工作、金沢市泉中3年)、安宅志(こころ)さん(書、金大附属小3年)の3人がテープカットを行った。

 引き続き、同市のANAホリデイ・イン金沢スカイで表彰式が行われ、最高賞の3人を含む受賞者をたたえた。

 会期は28日までで、金沢市、同市教委、NHK金沢放送局、北陸放送、テレビ金沢、金沢ケーブル、エフエム石川、ラジオかなざわ・こまつ・ななお、北國新聞文化センターが後援する。

開場式でテープカットをする各部門の最高賞受賞者=23日午前10時20分

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