「実に子どもじみている」安芸高田市・石丸市長が議会を批判 「無印良品」出店計画巡る攻防

広島県安芸高田市の「無印良品」道の駅への出店計画は事実上ストップしています。安芸高田市の石丸市長は会見で、意見聴取を拒否する議会側の対応を強く批判しました。

安芸高田市 石丸市長

「(議会側は)市よりも自分たちの体面・プライドのようなものを重視しているんだなと受け止めざるを得ません。」

安芸高田市は6月「無印良品」出店のための「道の駅」改修費を含む補正予算案を、市議会に提出しましたが、最大会派などが市長の専決処分に反発して改修費を認めず出店計画はストップしています。

その後、市民モニターを対象に市が実施したアンケートでは、約6割が「出店は市の将来に必要」と回答していました。

会見で石丸市長は「アンケート結果について議会に全員協議会での意見聴取を求めたが議会側が拒否した」と話しました。

安芸高田市・石丸伸二市長

「(過去に市長が)全員協議会を退出した件を理由に議会は拒否をしてきています。これ仕事ですからね、関係のないことを理由に逃げるというのは実に子どもじみていると思います。」

一方、安芸高田市議会の児玉史則副議長は「(無印出店について)あくまでも本会議場で議論していますので、それが全てだというお答えしかできませんけどそれが全てだと思ってます。」と話しました。

また、石丸市長は「無印良品」出店計画について「議会が動く以外にこの先の進展はない」という認識を示しました。

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