自民・二階氏、関西万博「全国的な関心度まだ低い」 パビリオン建設に維新・馬場代表「なんとかなんねん」

2025年大阪・関西万博の超党派議員連盟「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)を成功させる国会議員連盟」の役員会が23日、国会内で行われ、自民党、日本維新の会の議員らが出席した。

会長で自民党元幹事長の二階俊博衆院議員(84)は「2025年の大阪・関西万博の開催まで、もう600日を切った」とあいさつ。「工事の遅れなどの声も聞く中で、一部からは懸念の声もある。全国的な関心度がまだ低いと言わざるを得ない状況」と問題点を挙げた。

その上で「大阪・関西万博は大阪、関西の万博ではありません。大阪・関西万博という名の日本の万博であります。日本全体の成長、活性化の起爆剤となるべく、我々国会議員が超党派で盛り上げていくということを進めてまいりましたが、これから本腰を入れてやっていかなくてはなりません」と呼びかけ、議連の一致団結を求めた。

約1時間の会合では、パビリオン建設の懸念についても話し合われた。維新の馬場伸幸代表(58)は「みんなで盛り上げていこうという話。それしかない。1970年の時(大阪万博)も、始まった直後はまだみな工事していた。国民性として、日本人みたいにみなキチッとしているわけではない。なんとかなんねん」と強調。建設費の上振れにも「無駄づかいは絶対あかんけど、民間の工事も、全然最初の契約金と変わったり、他の合計金額もそう。確実に高騰しているし、しかも工期も長い。途中で契約金額変更になるのは当たり前」とした。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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