慶応、世紀をまたぐ日本一に歓喜 肩を組み、応援歌を大合唱

仙台育英を破って107年ぶり2度目の優勝を果たした慶応ナイン(手前)と喜ぶ応援席=甲子園

 107年ぶりという世紀をまたいだ栄冠に、アルプス席には歓声が響き渡った。23日に甲子園球場で行われた全国高校野球選手権大会の決勝で慶応(神奈川)が1916年以来の優勝。三塁側アルプス席を3千人超の生徒やOBが埋め、日本一の栄誉に歓喜した。

 試合開始2時間以上前から同校のグッズを身に着けた100人以上が入場口に並んだ。吹奏楽部は部員とOB計150人ほどで応援。一回に丸田湊斗外野手の先頭打者本塁打で応援歌「若き血」が演奏されると、内野席の観客まで立ち上がって肩を組み大合唱。甲子園は熱気に包まれた。

 終始リードする展開となり、客席の盛り上がりでも相手を圧倒。選手の躍動を後押しした。

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