慶応の清原、代打で四球 「成長につながった」

仙台育英―慶応戦を観戦するため甲子園球場を訪れた清原和博さん

 PL学園(大阪)で黄金期を築いた清原和博さんを父に持つ慶応の清原は8―2の九回、代打で打席に立った。「打ちたい気持ちもあったが、フォアボールも有効な手段」と四球を選んだ。父と同じ優勝を果たし「全員の力で勝てた試合。自分の成長につながった」と謙虚に語った。

 今大会は代打として3試合に出場。安打こそなかったが、登場するたびに大きな歓声が上がり球場の雰囲気を変えた。2年生だが留年の影響で最後の夏。見守った父は拍手を送り「野球人生は終わっていないし、ゆっくりと高校生らしい生活を送った後、どこかで線を引いて、次の目標に向かってほしい」とコメントした。

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