【タイ】最高裁、帰国のタクシン氏に8年の実刑判決[政治]

タイの最高裁判所は22日、同日に帰国したタクシン・チナワット元首相に対して懲役8年の実刑判決を言い渡した。タクシン氏は22日に収監されたが、高齢であり不調を訴えていることから、23日午後に警察病院に移送された。地元各紙が伝えた。

タクシン氏は22日の午前9時ごろ、首都バンコクのドンムアン空港に到着。同10時に最高裁判所に連行された。同氏はタイ輸出入銀行による不正融資を指示したことや、違法な宝くじを導入したこと、電気通信事業に対する職権乱用疑惑の3件で有罪判決を受けており、これらを合わせて8年の刑期となった。

一方、タクシン氏は74歳と高齢で肺や心臓に持病があり、収監後に胸の痛みなどを訴えたことから、23日午後に警察病院に移送された。

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