【台湾】東元、メキシコ工場が9月稼働[電機]

台湾電機大手、東元電機(TECO・エレクトリック・アンド・マシーナリー)の邱純枝董事長は23日、メキシコの新工場が9月に運営を開始するとの見通しを示した。北米の需要に応えつつ、将来的には南米市場への展開も計画しているという。中央通信社が伝えた。

台北市で同日開幕した工業自動化やスマート製造、ロボットをテーマにした見本市「亜洲工業4.0・智慧製造系列展(インテリジェント・アジア)」でメディアの質問に応じた。

邱氏によると、メキシコ工場の進捗(しんちょく)は順調で、現在は設備を搬入し生産準備を進めている。完成後は主に北米市場の需要への対応や、メキシコ市場の深耕を予定。南米での投資が盛んなことを踏まえ、ペルーやチリ、ブラジルなどへの展開も計画している。

インドで計画中の新工場は、年内に生産を開始する見通し。工業用モーターに加え、電気自動車(EV)用モーターも手がけるという。

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