複数の飲食店が入居する複合施設「サバエ横丁」が8月26日、福井県鯖江市北野町で開業する。飲食業で地域を盛り上げようと、地元の飲食事業者が幹線道路沿いの敷地に整備。コーヒーショップやハンバーガー店、ラーメン屋などが軒を連ねるテナントは、家賃や初期投資を抑えるチャレンジショップ形式で運営し、新規出店を促す拠点としたい考えだ。
鯖江市内で焼肉店を経営するギビンググッド（同市北野町、浅井俊則社長）が、同社の店舗駐車場に整備した。県道229号（通称西循環線）沿いに位置し「ゼロから認知度を得るにはもってこい」（浅井さん）の好立地だ。
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木造平屋建て、建築面積約250平方メートルの建物に、約15平方メートルの小さなテナントを10区画備える。各テナントは、売り上げの歩合制で家賃を支払うチャレンジショップ形式で運営。初出店に挑む個人事業主や、飲食業態への拡大を図る県内企業などが入居を決め、26日時点で6店舗が開業できる運びとなった。
維持管理や情報発信などは同社が担い、「入居者は自分のお店に専念し、短期間で多くの顧客をつかまえてほしい」と浅井さん。横丁に出店した事業者が鯖江市内に新たな店舗を構える好循環を狙う。
26、27の両日はグランドオープンを記念し、ビアガーデンや縁日などのイベントを開く。横丁前のスペースを利用し、町内会や鯖江商工会議所青年部などと連携した催しも順次開催する予定。浅井さんは「まちの盛り上がりや市民の憩いを生むランドマークとして定着を目指したい」と話す。
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