米エヌビディア、AIで急成長 利益9倍、過去最高更新

米カリフォルニア州にあるエヌビディア本社(ゲッティ=共同)

 【ニューヨーク共同】米半導体大手エヌビディアが23日発表した2023年5~7月期決算は売上高が前年同期の約2倍の135億700万ドル(約2兆円)、純利益が約9.4倍の61億8800万ドルと、それぞれ四半期として過去最高を更新した。強みを持つ人工知能(AI)開発に対応した半導体が大きく伸びた。

 米インテルなど同業他社の業績が世界的な需要減による半導体不況で低迷する中、生成AIブームの追い風を受けたエヌビディアは急成長している。

 AI開発向けを含むデータセンター部門の売り上げが約2.7倍に膨らんだ。8~10月期の全体の売上高は160億ドル前後と成長が続くと予想している。

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