バレエダンサー清水乃愛さん、別府市で感謝の舞 渡欧前に念願の地元公演【大分県】

「『海賊』よりパ・ド・ドゥ」を披露する清水乃愛さん(左)と玉川貴博さん=別府市公会堂
「『海賊』よりパ・ド・ドゥ」を披露する清水乃愛さん(左)と玉川貴博さん

 【別府】別府市出身で現在はフリーで活動しているバレエダンサー清水乃愛(のあ)さん(20)の「夢のバレエコンサート」が22日、別府市公会堂で開かれた。

 4歳から同市の「マリ バレエ クラース」でバレエを始め、小学校6年からロシアや米国で短中期の留学を経験。2019年4月から約1年半はアルメニア国立バレエ学校で学び、福岡市の「ガリビヤンバレエアカデミー」を経て、昨年4月から1年間は東京バレエ団に所属した。

 10月からドイツを拠点に欧州で活動することを決めている。渡欧前に応援してくれる別府の人に感謝を表しバレエの魅力を知ってもらおうと、念願だった地元での公演を開いた。

 清水さん同様に欧州各国のバレエ団で学び、東京バレエ団でともに活動した玉川貴博さんをゲストに迎え、人気の演目「『海賊』よりパ・ド・ドゥ」をダイナミックで情感豊かに披露。257人の観衆を魅了した。

 2人によるトークセッションもあり清水さんは「留学を始めた頃からヨーロッパの雰囲気や練習環境が好きだった。憧れの場所で頑張りまた大分で踊りたい」と抱負を語った。

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