ヒーローが伝える「おやつのルール」 豊後高田市の教員ら、ポスターで啓発【大分県】

ポスターを掲げ、「おやつの食べ方に気を付けて」と呼びかける(左から)あがたあきこさん、山崎佳代子さん、昭和仮面=豊後高田市の駄菓子屋の夢博物館

 【豊後高田】豊後高田市内の小中学校長や食育担当教員らでつくる市学校給食研究協議会は、適切なおやつの食べ方を呼びかけるポスターを作った。地元のヒーロー「昭和仮面」が、標語で子どもに分かりやすく伝えている。市内の幼・小・中学校、公民館などに掲示している。

 協議会は5月、市内の小学5年(165人)と中学2年(129人)を対象に食生活に関するアンケートを実施。夕食後にアイスクリームなどのおやつを週に4、5日以上食べている子どもが4分の1近くいたことから、適切な食べ方を知ってもらおうと作成した。デザインは、地元のイラストレーターあがたあきこさん(52)に依頼した。

 ポスターはA2サイズで、タイトルは「おやつのとり方・えらび方」。市内長崎鼻のヒマワリの写真を背景に、昭和仮面がイラストで登場。「しょうわ」の文字を使った標語を作り、「わりと気にする食品表示」「うまいものほど小分けかシェアで」「ゆうしょく後は食べない!」などと注意を促している。

 昭和仮面とのコラボポスターは3作目。100枚を印刷した。

 標語を考えた真玉中栄養教諭の山崎佳代子さん(46)は「夜のおやつは消化器官への負担になるだけでなく、肥満や虫歯の原因にもなる。1日200キロカロリーを目安に活動量の多い日中に食べてほしい」と話している。

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