五輪「銅」荒賀さんの名前冠した空手大会 欧州からも選手出場 京都・亀岡

突きや蹴りを繰り出し合い熱戦を繰り広げる選手(亀岡市曽我部町・亀岡運動公園体育館)

 京都府亀岡市出身で東京五輪の空手男子組手75キロ超級銅メダリストの荒賀龍太郎さん(32)の名を冠した空手組手の大会が20日、亀岡運動公園体育館(曽我部町)で開かれた。国内だけでなく欧州の選手も出場し、幼児から中学生が突きや蹴りを繰り出し合って熱戦を繰り広げた。

 子どもたちが活躍できる場をつくりたいと、荒賀さんが企画した。昨年9月の第1回大会に続き2回目。

 4人1組で総当たり戦を行い、1位の選手が決勝トーナメントに進む形式で行われた。試合時間は1分間(決勝のみ1分半)で、選手たちは慎重に間合いを取り、技を出してポイントを狙っていた。2階の観客席からは保護者らの歓声や拍手が響いた。

 今年は新型コロナウイルスの規制が緩和され、オーストリアとオランダの選手も出場した。オランダから訪れたアザデー・ファン・ダイクさん(7)は「緊張したけど、試合はとてもエキサイティングだった」と笑顔で振り返った。

 ゲストとして、同五輪女子組手55キロ級で銅メダルを獲得したベッティーナ・プランクさんも来場した。

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