クリミア奪還の決意強調 ウクライナ大統領

23日、キーウで首脳会合が開幕し記者会見するウクライナのゼレンスキー大統領(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は23日、2014年にロシアが併合した南部クリミア半島の奪還の決意を改めて強調した。同日開かれた国際枠組み「クリミア・プラットフォーム」の首脳会合で「他の占領地と同様、クリミアは占領から脱する」と演説した。

 枠組みはクリミア返還に向けた国際世論を高める狙いで21年に設立され、首脳会合は3回目。今回は首都キーウ(キエフ)で対面とオンライン併用で開かれ、60以上の国と国際機関が出席した。地元メディアによると、岸田文雄首相はオンラインで参加した。

 ゼレンスキー氏は「領土では交渉しない」とも語った。

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