宇宙進出へ研究会設立 佐賀県内企業6社、技術生かし連携

県内6社が会合を開き佐賀県宇宙関連業務研究会が設立された=佐賀市の中村電機製作所

 宇宙分野への進出を目指す佐賀県内の企業らでつくる「県宇宙関連業務研究会(STAR WORKS SAGA)」が23日、発足した。製造業など6社が参加し、人工衛星の部品製作や月面探査に向けた調査研究などに連携して取り組む。

 県は宇宙航空研究開発機構(JAXA)と2021年3月に連携協定を結び、宇宙ビジネスの創出に向けてセミナーなどを開催してきた。今回、宇宙に関心を持つ企業が集まり、県も会員に加わった。研究会は定期的に会合を開いて調査に取り組むほか、宇宙関連企業の視察や部品の試作にも挑戦する。

 佐賀市で開かれた初会合で、理事を務める中村電機製作所(同市)の中村善之介営業企画課長が「勉強会で終わらず、6社が得意な部分を出し合いながら何かを作って形にしたい。活動を本業にも生かしていきたい」とあいさつした。

 参加するほかの企業は次の通り。

 田中特殊金型製作所(基山町)、つくし技研(同)、田口電機工業(同)、ワイビーエム(唐津市)、中山ホールディングス(武雄市)

      (北島郁男)

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