さらなる補強を求めるユナイテッド、マルシャルのサウジアラビア売却を目論む

写真:今季2試合で出場5分にとどまっているマルシャル

マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハフ監督は今夏、さらなる補強の必要を感じており、そのために複数名の選手の売却を目論んでいるという。イギリス『デイリーメール』電子版が報じている。

マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグ開幕節でウルブスに1-0と辛勝したものの、第2節トッテナム戦では0-2と完敗。低調なスタートを切ったことにより、指揮官はさらなる補強の必要性を感じている。

しかし、クラブは今夏、イングランド代表MFメイソン・マウント、デンマーク代表FWラスムス・ホイルンド、カメルーン代表GKアンドレ・オナナの獲得に合計1億8000万ポンド(約331億3080万円)を費やしており、ファイナンシャル・フェアプレーの規制により、これ以上の補強ができない状態となっている。

テン・ハーグ監督はGK、センターバック、セントラルMF、FWに1人ずつの補強をしたいと考えているようだが、そのための資金を捻出するために3選手の売却を考えているという。

すでにコートジボワール代表DFエリック・バイリーがベシクタシュと個人合意していると伝えられており、オランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークにもレアル・ソシエダやアヤックスへの移籍の噂がある。そしてクラブ側は、フランス代表FWアントニー・マルシャルに対してサウジアラビア方面から関心が持たれるのを待っているという。

マルシャルはまだ27歳と若く、移籍する場合は高額の移籍金を望むことができる。今夏、各クラブが競うように有力選手をかき集めているサウジアラビアのクラブであれば、マンチェスター・ユナイテッドが望む金額を提示することも可能だろう。

マンチェスター・ユナイテッドはフィオレンティーナに所属するモロッコ代表MFソフィアン・アムラバトなどに関心を示しているとされるが、移籍マーケットが開いている間はさらなる動きがあるかもしれない。

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