「市民が入れない?茶室」でようやく茶会 9月に京都市役所で初開催へ

【資料写真】京都市役所の「茶室」

 京都市は9月23、24日、市役所本庁舎(中京区)の改修に合わせて整備した「和室(茶室)」と「正庁の間」で茶会を初開催する。学生が席主を務め、初心者も参加できる。

 和室や正庁の間は、来賓をもてなすために整備したため、普段、市民に一般公開されていない。市は、若者を中心に京都の生活文化に触れる機会を持ってもらおうと「御池茶会」と題して2日間限定で茶会を開く。

 京都市内の大学の茶道サークルや茶道部が担当し、学生が席主を務める。和室と正庁の間で2時間ごとに一席設け、1日各4席、2日間で計16席実施する。和室は各席10人、正庁の間は立礼式を予定しており各席20人。参加は事前申し込みが必要で、申し込み多数の場合は抽選。一般千円、学生・児童500円で定員は240人。

 茶会当日は、本庁舎1階でいけばな展示のほか、謡や小鼓、箏演奏もある。京都市役所内にきものレンタル・着付け業者が入り、和装で茶会やイベントを楽しめる。申し込みは9月7日まで。問い合わせは文化芸術企画課075(222)3119。

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