なでしこ宮澤ひなたも!ビッグリーグに移籍しうる女子W杯の大活躍したスター9人

先日決勝が行われ、スペインが優勝を果たしたFIFA女子ワールドカップ。欧州での人気増加の影響もあり、これまでにないほどのハイレベルな大会となった。

今回は『givemesport』から「イングランドリーグへの移籍が期待される女子ワールドカップのスター選手9名」をご紹介する。

リンダ・カイセド

代表:コロンビア

現所属:レアル・マドリー

ポジション:ストライカー

デポルティーボ・カリから今年レアル・マドリーに移籍したコロンビア代表の18歳。2019年からフル代表でプレーしており、今回のワールドカップでは練習中に意識を失って倒れてしまったが復活。その2日後にはドイツを撃破してマン・オブ・ザ・マッチに選ばれている。

2020年には若くして卵巣がんと診断されて化学療法を経験しており、半年間もの過酷な治療を乗り越えている。またレズビアンを公言しており、バレンティーナという女性をパートナーに持っている。

アイタナ・ボンマティ

代表:スペイン

現所属:バルセロナ

ポジション:攻撃的MF、ウインガー、セントラルMF

バルセロナの下部組織で育ったスペインのスター。チャビ・エルナンデスやアンドレス・イニエスタをお手本として学んできた25歳の彼女は、攻撃的MFやウイングなど様々なポジションをこなす。

今回のワールドカップは彼女にとって2回目の大会であり、優勝を果たしたスペインで3ゴール2アシストを記録。最優秀選手賞も獲得している。

エスミー・ブルクツ

代表:オランダ

現所属:PSVフラウヴェン

ポジション:ストライカー

2023年の女子ワールドカップにおいてベトナムを相手に信じられないような2ゴールを決めた20歳のブルクツ。そのシュートの威力は大きな話題を集め、一躍世界的なスター選手となった。

すでにPSVとは契約を更新しないと宣言しており、レアル・マドリーやバルセロナ、マンチェスター・ユナイテッドなどが獲得に動いているという。

サルマ・パラジュエロ

代表:スペイン

現所属:バルセロナ

ポジション:ウインガー

女子ワールドカップを制覇したスペインで大きな影響力を発揮した19歳の新星ウインガー。6試合に出場し、鋭いドリブルを武器にチャンスを作り続け、2つのゴールを決めた。

サッカー以外にも陸上競技でスペイン最高クラスの選手であり、2019年には室内陸上競技選手権ヨーロッパ大会の代表で400メートル走に出場。さらに欧州ユース夏季オリンピック大会でも400メートルハードルで金メダルを獲得している。

バーブラ・バンダ

代表:ザンビア

現所属:上海农商银行

ポジション:ストライカー

なでしこジャパンと同じグループを戦ったザンビア代表のアタッカー。15歳からフル代表のメンバーになっていた天才選手で、2020年からは中国のリーグでプレーしている。

また14歳のときはサッカーと並行してボクシングにも挑戦しており、アマチュアでは敵なしだったため若くしてプロになり、5試合で5勝と無双しながらサッカーに集中することにしたという驚きのエピソードも。

ソフィア・スミス

代表:アメリカ

現所属:ポートランド・ソーンズ

ポジション:ストライカー

今回のワールドカップでは鳴かず飛ばずになってしまったかつての女帝アメリカ代表。ラピノーやモーガンなどかつてのスターが輝きを失う中、23歳のソフィア・スミスはこれからの未来を担う存在になると期待を集めた。

最後のスウェーデン戦ではPKを外してしまったものの、数多くのゴールに関与し、そして常にレベルの高いプレーを見せた。なおボーイフレンドはNFLのアリゾナ・カージナルスに所属しているワイドレシーバーのマイケル・ウィルソン。

宮澤ひなた

代表:日本

現所属:ベガルタ仙台レディース

ポジション:攻撃的MF

スウェーデン相手にベスト8で敗れてしまったにもかかわらず、ワールドカップの得点王に輝いた宮澤ひなた。5試合を戦って5ゴールを決めた上、その全てが素晴らしいシュートであった。

現在はまだ日本の女子リーグに所属しているが、間違いなくこれから様々なクラブチームによるオファーが舞い込んでくるだろう。

アリー・ボルジェス

代表:ブラジル

現所属:レーシング・ルイヴィル

ポジション:フォワード

ブラジル代表で30試合10ゴールという記録を持っている23歳のアタッカー。今年パウメイラスからレーシング・ルイヴィルに移籍し、アメリカのリーグへと進出したばかりだ。

今回の大会は彼女にとって初のワールドカップであったが、パナマとの開幕戦でハットトリックを達成。並外れたパフォーマンスを見せ、新たなワールドスターであることを証明した。

テンビ・クガトラナ

代表:南アフリカ

現所属:レーシング・ルイヴィル

ポジション:フォワード

27歳になる南アフリカ代表の小柄なストライカー。今回のワールドカップではイタリア戦で決勝ゴールを決め、ベスト16進出を導く活躍を見せた。

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昨年はアキレス腱を断裂する大怪我を負ってキャリアの危機に直面したが、今年5月に復帰。フルコンディションに戻ってワールドカップに臨んだ。そして大会中には3週間で家族3人を亡くすという悲劇を経験しながら、チームの歴史で初となる決勝トーナメント進出に成功している。

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