奄美大島で「離島甲子園」 村田兆治さん提唱、中学野球

「離島甲子園」で優勝し、元プロ野球ロッテ捕手の袴田英利さん(12)と握手する壱岐市選抜の選手たち=24日午前、鹿児島県奄美市

 元プロ野球ロッテ投手の故村田兆治さんが提唱した「離島甲子園」と呼ばれる全国の離島の中学生による野球大会の決勝が24日、鹿児島県・奄美大島であり、壱岐市選抜(長崎県壱岐市)が石垣島ぱいーぐるズ(沖縄県石垣市)を2―1で下して優勝した。

 大会講師の元ロッテ捕手袴田英利さん(68)は閉会式で「村田さんもきっと『よくがんばった』と言ってくれている」とあいさつし、球児の健闘をたたえた。

 大会実行委員会によると、9都県の26自治体から集まった25チームが出場し、22日からトーナメントや敗退チーム同士の試合を行った。決勝後はプロ野球OBチーム「まさかりドリームス」による野球教室も開いた。

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