ザ・ウィークエンド、コンサート中に観客にマイクを向けるも期待外れの結果に動揺

定期的にコンサートに足を運ぶファンなら誰でも知っている嬉しいジェスチャーだ。スターが熱狂的な観客にマイクを渡すと目に見えて興奮し、そのアーティストの曲を知っていることを誇示しようと何行かを口ずさむ。そして運が良ければそのファンは実際に歌が上手く、憧れのスターを驚かせるかもしれない。

ザ・ウィークエンドことエイベル・テスファイは最近、そのやりとりが常に期待どおりにいくとは限らないことを痛感した。現在欧州で行われている【アフター・アワーズ・ティル・ドーン】のコンサートの最中に彼は、2022年の『ドーン・エフエム』の楽曲「Out of Time」の歌詞を叫ぶ女性を発見した。

HipHopDXが投稿した動画で彼は、その映像には写っていないファンに手を差し伸べ、“Say I love you girl, but I’m out of time”と曲の歌詞を直接彼女に歌いかけると、途切れることなく続けてくれることを期待する様子でマイクを彼女の方へ差し出した。

しかし、次に起きたことは明らかに彼を動揺させた。その女性は、ボーカルの才能で彼を魅了する代わりに、“out of time”と大声で叫んだのだ。あまりの衝撃にエイベルは本当に唖然とした表情で、一瞬目を閉じて頭を振り、そして彼女の手を握りながら、目を合わせずにその場を去った。

動画についたコメントは、「大爆笑!彼はもう二度とあんなことはしないだろう。ハハハ」、「彼女は一度だけチャンスがあったのに、それを台無しにした」などとすべてを物語っていた。

最近エイべルはツアーの延長を発表し、11月と12月にオーストラリアとニュージーランドのスタジアムで公演を開催することになった。現地時間2023年8月18日に英ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われた一夜限りの公演は87,000人を動員し、観客動員記録を塗り替えた。

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