「セキュリティに不安」自主返納者は月を追うごとに増加 5~7月は216人 マイナ保険証 広島市

全国的にトラブルが相次ぐマイナンバーカードについて、広島市の松井市長は24日、「不安」を理由にした返納が増えていることを明らかにしました。

広島市 松井一実 市長
「本市で返納されましたマイナンバーカードは、5月1日から7月31日までの間に216枚ほどありました。このうち85枚は『セキュリティに不安を感じる』という理由で」

広島市で5月から7月にかけて、マイナンバーカードを自主返納した人は216人に上りました。最も多い理由は「セキュリティに不安を感じる」で85人でした。

不安を理由に返納する人は、5月には6人だったものが、6月に26人、7月には53人と月を追うごとに増えています。

一方、国が全国の自治体に指示している「総点検」については、広島市のマイナンバーのシステムは、住民基本台帳ネットワークシステムと連携していることなどから総点検の対象にならなかったということです。

ただ、障害者手帳とのひも付けを確認する作業は必要で、手帳の所有者はおよそ7万人となります。

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