「なかなか心の傷はなくならない」 広島土砂災害から9年 犠牲者を悼むろうそくの火

広島土砂災害から9年を迎えた20日、広島市安佐南区の公園では、住民がろうそくに火を灯し、犠牲者を追悼しました。

安佐南区緑井7丁目では、9年前の土砂災害で関連死1人を含む11人が犠牲となりました。

この供養祭は、災害の記憶を継承していくことが目的で、会場には発生当時の写真も展示しました。住民たちはろうそくに火をつけ、犠牲者を悼みました。

被災した人たち
「(当時)ウソじゃないかと何度も思った。現実のことなのかと思った」

「まだまだ復興していない。工事だらけで、まだ引きずっているなという感じ。なかなか心の傷はなくならない気がする」

主催した八敷福祉会の 松井裕 会長は、「来年以降も開催形式を検討しながら続けていきたい」としています。

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