趣向凝らしたオリジナルカレー、9大学が売り上げで勝負 宝塚阪急で28日まで

兵庫大(上)/千里金蘭大(左下)/帝塚山学院大(右下)のオリジナルカレー=提供

 阪神地域を中心とした9大学の学生が考案したオリジナルカレーをそろえた「宝塚カレーグランプリ2023」が23日、宝塚市栄町2の宝塚阪急2階フードイベントプラザで始まった。3年目の今年は参加校数も過去最多に。3大学ずつ3グループに分かれ、各2日間の売り上げを競うといい、会場には味だけでなく、栄養価や見栄え、パッケージなどにも趣向を凝らした商品が並ぶ。28日まで。

 学生の実践活動の場を提供しようと、宝塚阪急と各大学でつくる実行委員会が2021年から毎年開催する。

 参加したのは、Aグループ=甲子園(宝塚市)、大阪青山(大阪府箕面市)、神戸松蔭女子学院(神戸市)▽Bグループ=兵庫(加古川市)、千里金蘭(大阪府吹田市)、帝塚山学院(堺市)▽Cグループ=園田学園女子(尼崎市)、梅花女子(大阪府茨木市)、神戸女学院(西宮市)-の9大学。神戸女学院大と帝塚山学院大は初参加となる。

 各大学の管理栄養士・栄養士養成課程や、社会科学系学科で食に関連するビジネスを学ぶ学生らが主体になり、イベント後に販売することも視野に、レトルト商品を製作し、マーケティングやプロモーションも自ら手がけた。甲子園大食創造学科1年の広岡悠陽さん(18)=姫路市=は「ネパール人留学生からスパイスの調合方法を教わり、野菜をメインに試作を重ねた。まろやかな味とうまみを味わって」と話していた。 (広畑千春)

 各グループの詳細は次の通り。

 【Aグループ】23~24日

 ・甲子園大=ネパール風ごろっと野菜カレー

 ・大阪青山大=1日分の野菜350グラムがきちんと摂れるバターチキンカレー

 ・神戸松蔭女子学院大=神戸ハオチーカレー(豚の角煮入り)

 【Bグループ】25~26日

 ・兵庫大=加古川和牛の牛すじカレー

 ・千里金蘭大=金蘭仕込み野菜たっぷり具沢山カレー

 ・帝塚山学院大=カシューナッツと豆乳のまろやかチキンカリー

 【Cグループ】27~28日

 ・園田学園女子大=百日どりに恋した発酵カレー

 ・梅花女子大=BAIKA BANNOカレー コロネカレーパン

 ・神戸女学院大=味噌の深い味わいと舞茸のコリッと食感タッカルビカレー

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