「なんで 双方なんだってむかついた」“水浸し被害”楽団 裾野市がスプリンクラー事故の原因認めれば補償協議へ

静岡県裾野市の市民文化センターで楽器が水浸しになったスプリンクラー事故をめぐり、楽団は裾野市側が事故原因を認めれば、補償の協議に入るとの考えを示しました。

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<シンフォニエッタ静岡 中原朋哉芸術監督>
「双方が気持ちよく和解できるようにみたいなことを(村田悠市長が)いったんですよね。なんで、双方なんだってむかついた」

この問題は2022年9月、裾野市の市民文化センターでスプリンクラーが突然作動し、「シンフォニエッタ静岡」のメンバー5人がけがをしたほか、楽器や楽譜などが水浸しになったものです。

8月24日の会見で、楽団は裾野市が事故原因を認めれば、補償に向けた協議に入るとしたものの、被害にあった楽器は130点以上に上るほか、歴史的な価値がある楽譜などにも被害がおよび、補償額は膨らむとみられ、協議は長引く恐れもあります。

楽団は11月ごろには、裾野市側と補償に向けた調整に入りたいとしています。

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