23日に行われた夏の全国高校野球の決勝。神奈川の慶応が107年ぶりの優勝を果たしましたが、その歴史的優勝には、愛知出身の2人の選手が貢献していたんです。
仙台育英に8対2で勝利し、107年ぶりの甲子園優勝を果たした神奈川の慶応高校。その優勝メンバーには、2番ショートの八木陽（やぎひなた）選手、そして8番セカンドでキャプテンの大村昊澄（おおむらそらと）選手と、なんと2人の愛知出身の選手が！
八木選手は、準決勝まで打率3割7分5厘と大活躍。中学時代には、ドラゴンズの石川昂弥選手を輩出した少年野球チーム、「愛知知多ボーイズ」でプレーしました。
愛知知多ボーイズの当時の指導者やメンバーが試合を見守る中、5回、2アウト2塁のチャンスで八木選手に打席が回ります。
（八木選手を中学時代に指導・川田純也さん）
「（愛知知多ボーイズに）入ってきた時から（走攻守）3拍子揃っていて素晴らしい選手でした」
（八木選手を中学時代に指導・高山利秋さん）
「（中学校の成績も）オール5ですね。高いレベルのオール5だと思います」
八木選手は、決勝で4打数2安打1打点の活躍を見せました。
大村選手は「今と変わらず背中で引っ張る選手でした」
そしてもう1人、100人を超える慶応野球部を束ねてきたキャプテンの大村選手は、5打席のうち4度出塁し、優勝に貢献しました。中学時代、名古屋市港区の「愛知港ボーイズ」でもキャプテンを務めた大村選手。
甲子園で教え子の活躍を見届けた当時の監督は…
（大村選手を中学時代に指導・堀田将司さん）
「大泣きです。（大村選手は）中学時代も今と変わらず、背中で引っ張る選手でした」
2人の愛知出身選手の活躍もあって、慶応107年ぶりの優勝で幕を閉じた夏の高校野球。来年はどんな地元選手が甲子園を盛り上げてくれるのでしょうか。
