1.イカ耳
猫の「ごめんねサインと」して、まず挙げられるのがイカ耳です。
イカ耳とは、その名の通り耳がイカの頭のように水平に倒れた状態のこと。猫の耳がイカ耳状態となる理由は、猫が緊張して警戒心が高まっているためです。耳を伏せることで少しでも多くの情報を物音から得ようとしている状態なのです。
猫がイタズラして飼い主さんに怒られてしまったようなときも、このイカ耳を見せる猫は多いです。飼い主さんを怒らせてしまった、と怖がって警戒している一方で、ごめんなさいと内心思っているかもしれません。
基本的に、猫は悪気があってイタズラなど問題行動をするわけではありません。イカ耳を見せたら、それ以上叱るのは止めてあげましょう。
2.毛繕い
意外かもしれませんが、猫が毛繕いしている仕草も「ごめんねサイン」である可能性があります。
猫の毛繕いには毛並みを整え綺麗にする目的以外に、自身の精神状態を落ち着かせる効果がありす。そのため、猫が叱られた後に毛繕いを始めていたら、飼い主さんに怒られて動揺している自分の心を落ち着かせようとしている可能性が高いです。
叱られた後に毛繕いをはじめる猫の姿は、一見すると反省していないようにも思えます。しかし、猫本人は怒られてショックを受けている状態。少なからず反省もしていると思われるため、許してあげましょう。
3.縮こまって座る
猫を叱った後に、部屋の片隅で縮こまって座っている猫の姿を見たことがある方もいるはず。状況にもよりますが、この状態の猫は警戒心が強まっていることが少なくありません。叱ってきた飼い主さんを怖がっているため、縮こまりながら自分の身を守っているのです。
猫が縮こまって座っているときにさらに叱ってしまうと、猫の警戒心がさらに強まり、ストレスを溜めさせてしまいかねません。
イタズラの後に猫が縮こまっていた場合も、これ以上叱るのは勘弁してあげましょう。
まとめ
猫と人間は違う生き物同士。言葉でコミュニケーションできないだけでなく、物事の感じ方、捉え方も異なります。飼い主さんに叱られても、そもそもどうして叱られたのか分からない、猫も多いでしょう。
その一方で、猫なりにも反省している姿を見せることは多々あります。
人間と同じ謝り方ではないにしろ、今回紹介した「ごめんねサイン」を愛猫がしていたら、一旦許してあげてくださいね。
